国民 年金 手帳
国民年金手帳は、国民年金に加入しているという、加入のための証ともいえる手帳です。
国民年金に最初に加入した時に交付されます。
その後、厚生年金に加入したりしても、同じ手帳を使用します。
国民年金手帳は、青い色年金手帳(基礎年金番号通知書)かオレンジ色の年金手帳です。
国民年金手帳は、平成9年の制度改革により、青い色の国民年金手帳となりました。
青い年金手帳は、統一された「基礎年金番号」というものが記載されています。
オレンジ色の国民年金手帳をお持ちの方は、国民年金と厚生年金で別々の年金番号を使っていた古い時代の年金手帳です。
この別々の年金番号が、平成9年の制度改革により、統一されました。
そして、この統一された「基礎年金番号」を通知したものが「基礎年金番号通知書」です。
オレンジ色の国民年金手帳をお持ちの方は、「基礎年金番号通知書」と一緒に保管しておきましょう。
しかし、転職した事のある人は、年金手帳を2通以上持っている場合もあると思います。
年金手帳に書かれている年金番号を確認してみてください。
この番号が異なっていませんか?これは、A社に勤めている時に国民年金手帳を受け取り、その後、B社に転職した時に、A社では、年金に加入しておらず、B社で新規に年金に加入したという事務処理を行ってしまったことが原因と思われます。
これは、正確に言えば、事実と異なっていますね。
最近の年金に関する報道などを見ていると、このような場合に、年金の記録がどうなっているか、大変不透明なところでもあります。
早めに、市役所や社会保険事務所で、確認することをお勧めします。
年金番号が異なる場合、どの番号が現在採用されているのか?採用されている番号に、採用されていない番号の加入記録が組み込まれているか?組み込まれていない場合、一つにまとめる手続きをする必要があります。
国民年金手帳が必要になるのは、以下のような場合です。
1.転職・退職などによって国民年金被保険者の種別(1号、2号、3号)を変更する時
2.氏名が変わった時
3.年金を請求する時
4.死亡した時等
また、国民年金手帳は通常同じものを使用するため、途中で紛失してしまうこともあると思います。
しかし、そのような場合は、社会保険事務所または市区町村役場で簡単に再発行してもらえます。