フランスでのワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、青少年(満18 才以上30 才以下)が海外の訪問国で労働することを認め、滞在資金を補いながら、語学や文化を学んだりして、最長1年間の海外生活を体験できる制度で、国際交流が目的の政府間協定です。
1980年日本とオーストラリアとの間で始まり、次いで、1985年にニュージーランド、1986年にはカナダ、その後、韓国(1999年)、フランス(1999年)、ドイツ(2000年)、イギリス(2001年)、アイルランド(2007年)が加わり、現在ワーキングホリデー対象国は8ヵ国あります。
基本的な条件さえクリアしていれば、簡単に申請できて、働くことも許されるワーキングホリデーは非常に魅力のある制度です。
観光、短期留学、ボランティア活動、スポーツ活動、資格取得など、さまざまなことに利用できます。
1999年12月から実施されているフランスでのワーキングホリデーは、おしゃれな国というイメージがあり人気が高いのですが、ビザの発給数が550名と制限されているので、競争率が6倍前後とかなり高いです。
ビザの申請期間が決まっていて、申請から90日以内に大使館から審査結果が通知されます。
審査基準は公表されていませんが、フランス語の優劣は関係なく、確かな目的と意思が重要視されているようです。
フランスのビザの申請・発給条件は、以下の7項目を満たしていることです。
1. 申請時において満18 才以上30 才以下であること。
(年齢制限があります。)
2. 子供同伴でないこと 。
3. フランスに休暇としての渡航予定者であり、なおかつ仕事に就く意志のある者 。
4. 行きの航空券の所持者で、一年間有効のオープンチケット、もしくは帰りの航空券を買えるだけのお金の証明書を持っている者 。
5. 所持金が2500 ユーロ以上である証明書(トラベラーズチェックの購入証明書または銀行の残高証明書 )
6. 健康である者 。
7. 以前にフランスのワーキングホリデービザを取得していない者 。
(同じ国には、一度だけワーキングホリデーが認められます。)
フランスには、本場のフランス料理やお菓子作りを学んだり、芸術を学んだり触れるために、ワーキングホリデー制度を利用する人も多くいます。
また、少し足を伸ばせば、歴史ある数多くの観光地を訪ねることができるし、フランスは農業大国で食料自給率100%以上であり、自給率の低い日本との違いを知ることも青少年にとっては大切です。
乳製品や野菜・果物などの食べ物もおいしく、日本より安いのが嬉しいですね。