就職・転職に有利な資格とは
就職・転職に有利な資格とは、どんな会社でも即戦力になる人材を欲しがるものですから資格を持っていることは有利です。
もちろん、やってきたことすべてが経験であり、スキルになるのですが、わかりやすくそれを資格として持っていると大変有利にはたらきます。
取得したい資格を選ぶときには、まず、自分が就きたい職種に狙いを定めて、そこから、その業界で評価されている資格、求人等において条件となっている資格について調べてみましょう。
なぜなら、就職や転職に有利な資格は、専門分野によって異なります。
例として、IT業界なら初級シスアド(社内コンピューターシステムの最適化を進めていく仕事)、基本情報技術者、不動産業界なら宅建(宅地建物取引主任者)、金融業界ならファイナンシャル・プランナー(FP2級)、旅行業界なら一般旅行業務取扱主任者等々が挙げられます。
この他、中小企業診断士、行政書士、社会保険労務士、介護福祉士、医療事務などが就職・転職に有利な資格です。
また、一般的に通用する資格は、英語力判定のTOEIC(700点以上のスコア)、日商簿記検定(2級以上)、実用英語技能検定(英検)1級程度、秘書検定 1級程度などがあります。
転職・就職でもっとも有利なのが英語です。
語学系資格は人事担当者に特に人気があり、英語力を必要としている企業は多いのです。
さらに、英語力プラスアルファの専門知識を持っている人は、さらに断然有利です。
英文簿記・会計の資格は、英語力プラスアルファの条件にピッタリです。
ここ最近の外資系の日本進出は目を見張るものがあり、国際化の波が英文簿記・会計の資格の需要を高めています。
特に活躍するのが外資系企業の会計代行やコンサルティングを行なう会計事務所などです。
一般事務職の場合は、パソコン検定(P検)、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などの資格が有利です。
会計系の資格を持っている人は、比較的高年齢になっても求人が多く、転職に有利です。
具体的には、社会保険労務士、介護福祉士、医療事務といった資格です。
いずれにしても、資格はあくまでも転職・就職の際に参考とされる一つの要因に過ぎません。
たくさんの資格を持ってるものの、どれもこれも実践の経験もなく、ただ取得した人と資格はあまりないものの、実戦経験の多い人が面接に来た場合、後者の方を採用することも多いです。
資格は実務と併用することでさらに有利になるものです。
実務経験を重ねて、人間性を高めることとあわせってこそ、活きてくるものだということを忘れないで下さい。