アルバイト雑誌
アルバイト雑誌に関して調べてみると、本当に様々な種類があります。
代表的なのがリクルートの「FromA」「ガテン」、インテリジェンスの「an」でしょう。
リクルートは求人雑誌の老舗ですが、インテリジェンスの「an」はその昔、学生援護会という組織が発行してた雑誌がそのルーツです。
このほかに現在、目につくのは「DOMO」、「TOWNWORK」、「Jobaidem」、「Yumex」などがあります。
しかもこれらの求人誌は地域ごとに発刊されており、手に取った求人誌が置かれている地域の求人情報が見られるのが特徴です。
さて現在のアルバイト事情を見てみると、職種は多岐にわたります。
また、「アルバイト」というカテゴリーとともに「派遣」というカテゴリーも加わって、アルバイトを斡旋する雑誌の数も急速に増えています。
この派遣というのが曲者で、最近問題になったネットカフェ難民の元凶と言われています。
ある意味日雇いであり、派遣とは名ばかりの就業形態をとらされているのが実態です。
その意味では学生のアルバイトと違って、これで生計を立てている人にとっては大変残酷な労働形態です。
また、これらの雑誌の特徴は「無料」ということです。
駅の改札のそば、コンビニの店頭、スーパーやファミレスのレジのそばなど、一目につくところならどこにでも置かれています。
無料ということの理由は、アルバイトを募集する企業からの掲載料があるので、雑誌を無料で配ってもペイできるからです。
ただ一般にアルバイトを探す人とにとっては、大変便利な存在であることは間違いないでしょう。
これらのアルバイト紹介雑誌は、読者に手にとってもらわなければ何の価値も生まないので、発刊する毎号で色々な特集を組んでいます。
ただ、アルバイトという性格上、どうしても若年層が対象であることはやむをえないでしょう。
それは募集職種が若年層が対象だからだだともいえます。
その意味では若年層にとっては、よりどりみどりという大変恵まれた環境を作り出しています。
こうしたアルバイト雑誌は今後も求職者と求人側のニーズを取り込みながら拡大してくのではないかと思われます。